2025年のM-1グランプリで見事決勝進出を果たし、7年越しの悲願を達成したお笑いコンビ「たくろう」さん。
独特の「挙動不審ボケ」と「全肯定ツッコミ」で唯一無二の世界観を築き上げてきたたくろうさんですが、ネタ作りはどちらが担当しているのでしょうか。
またコンビ仲や芸風、世間からの評価も気になりますよね。
今回はたくろうさんについて詳しくリサーチしてみました。
たくろうのネタ作り担当はどっち?

2016年結成以来、独自のスタイルで注目を集めているたくろうさん。
そんなたくろうさんですが、ネタ作りはどちらが担当しているのでしょうか。
たくろうさんのネタ作り担当は、赤木裕さんが原案を作成し、きむらバンドさんと二人で完成させるという協業体制をとっているようでした。
赤木裕さんは「普段の生活で誰かと会話していても全く別のことを考えている時があり、それをそのままネタに使っている」と語っています。
つまり赤木さんのボケは計算されたものではなく、彼自身の思考回路や日常のコミュニケーションのズレを増幅させた天然素材なんですね。
一方、きむらバンドさんは赤木さんが持ち込んだカオスな素材を、観客に伝わるエンターテインメントへと昇華させる編集者の役割を担っています。
きむらさんは「基本的に赤木が考えているんですけど、作る時はふたりです」と共同作業の重要性を強調していました。
実は結成当初、二人は既存の成功モデルを模倣しようとしていたそうです。
しかし結成から約3ヶ月後、互いに「無理をするのはやめよう」「自分たちのありのままでいこう」と決意し、現在のスタイルに辿り着いたんですね。
この決断が、たくろうさんの真のブレイクスルーとなったようです。
たくろうのコンビ仲は良い悪い?

独特の世界観で笑いを生み出すたくろうさん。
そんなたくろうさんですが、コンビ仲は良いのでしょうか悪いのでしょうか。
たくろうさんのコンビ仲は非常に良好で、兄弟のような信頼関係で結ばれているようでした。
たくろうさんの結成は、きむらバンドさんによる赤木裕さんへの一目惚れから始まったという特異な経緯を持っています。
きむらさんは赤木さんのルックスを見て「お前の見た目、最高やな」と直感し、即座にコンビ結成を熱望したそうです。
コンビ仲を語る上で欠かせないのが、ファンの間で語り草となっている「喫茶店キャビン事件」です。
ネタ合わせの待ち合わせで赤木さんが5時間遅刻し、現れた後も謝罪なくカレーを注文して「辛すぎますね」と文句を言い、即座に「じゃあ、帰りますか」と提案したという衝撃のエピソードです。
通常なら解散に直結するような非礼ですが、きむらさんは「自分は赤木を待っているのではなく、一人で喫茶店に来ていて、たまたま赤木と遭遇したのだ」と脳内で記憶を改竄して怒りをコントロールしたそうです。
この異常なまでの包容力が、二人の信頼関係の基礎となっているんですね。
また2021年にきむらさんが相方に内緒で歌ネタ王決定戦にピンエントリーした際も、赤木さんは怒ることなく笑って許したそうです。
お互いをリスペクトし合うポジティブな関係が、舞台上の温かい空気感にも表れていますね。
たくろうの芸風や世間の評価を調査

M-1グランプリ決勝進出で完全復活を遂げたたくろうさん。
そんなたくろうさんですが、芸風や世間からの評価はどうなっているのでしょうか。
たくろうさんの芸風は「挙動不審ボケ」と「全肯定ツッコミ」の融合で、否定しないことで生まれる温かい笑いが特徴のようでした。
赤木裕さんの挙動不審キャラクターは、細身の体躯、定まらない視線、猫背気味の姿勢が特徴で、常に何かに怯えているような立ち振る舞いが観客に独特の不安感を与えます。
会話のキャッチボールが成立せず、質問に対して文脈を無視した回答をするのが赤木さんのスタイルです。
一方、きむらバンドさんの「ポジティブツッコミ」は、赤木さんの支離滅裂な言動に対して「お前すごいな」「そう来たか」と称賛し、決して怒らず優しく諭すような表情を崩しません。
この手法により、観客はいじめを見ているような不快感を抱かず、平和な空間で笑いを楽しめるんですね。
世間からの評価としては、2018年にM-1グランプリ準決勝進出でブレイクし、優勝候補の一角と目されました。
しかしその後7年間、準々決勝の壁を越えられない停滞期が続きました。
2025年のM-1グランプリで見事決勝進出を果たし、完全復活を遂げたたくろうさん。
「一度ハマると抜け出せない中毒性」「唯一無二の世界観」「見終わった後にほっこりする温かさ」といった肯定的な評価が多く寄せられています。
独特の間の使い方や、嫌な気持ちにならない芸風が現代にマッチしており、再評価の嵐が起きているようです。
まとめ
今回はたくろうさんのネタ作り担当やコンビ仲、芸風や評価についてリサーチしてきました。
赤木裕さんの天然素材のようなボケと、きむらバンドさんの編集力が融合したネタ作り、そして兄弟のような信頼関係で結ばれたコンビ仲が、たくろうさんの魅力の源泉なんですね。
7年間の停滞期を経て2025年のM-1グランプリ決勝進出を果たしたたくろうさんの今後の活躍に、ますます期待が高まります。

コメント